『相続』と聞けばご両親が亡くなられて時に考えればいいとお考えかも
知れませんが、それだと遅い場合があります。
例えば、お父様が亡くなられた際に、「お母さんはまだ元気だし、
家も土地もその他の金融資産も当面の生活があるからそのままに・・・」
としてお母さんが全部相続した場合に基礎控除を超える額に。
税務署の調査が入り高額な相続税を支払うことになってしまった。
「きちんと、遺産分割協議書を作っておけばよかった・・・」
その後、お母さんが早くに亡くなられ、息子さんがお一人で
家・土地・金融資産を相続した。またもや、基礎控除を超える相続となり、
多額の相続税を支払うことになってしまった。
ご両親の資産を自分の生活設計に組み込むことを伝えることはなかなか
言い出せないと思いますが「税金対策」または「お孫さんの教育資金」として
ということであればご納得いただけるかも知れません。
また、ご両親が元気なうちに2世帯でのお住まいにされていれば、
「住宅の名義は息子さんとして一部ローンも年金のなかから貰うなど」
いろいろな節税対策ができます。
贈与には直系尊属からの住宅取得資金贈与制度・結婚資金贈与制度・
教育資金の贈与制度などがございます。
それぞれ金額の上限や所得制限・口座の開設などの諸手続きはありますが、
一度ご検討をされてみてはいかがでしょうか。
また、定額贈与(年間110万円以下)と併せて利用するなどの対策ができます。